地球を守って!恋するヒーロー

うすぼんやりとした目に仲間たちが戦う姿や、倒れている仲間が目に入る。


嘘だ......、こんなの、嘘だよ。
きっと悪い夢に違いない。


けれど目を何度も閉じたり開けたりしても、目の前の光景は変わらない。

ああ......。
悪夢でも、幻でもなんでもなく、これは確かに現実なんだ。


なんで.......、なんでこんな......。
息も苦しいけど、それ以上に胸が痛い。


外交カードとか、技術を独占とか、なにそれ。
そんなの知らない。

なんで上の人たちの都合に巻き込まれないといけないの?


こんな......、こんなことのために、
私は生きたかったんじゃない!



「やめてよ......、もう、やめて......。
みんな動くなー!!」



悲しみを通り越して、心の底から怒りがわき上がってくるのを感じる。 

体が、熱い。


私の体が燃えるように熱くなった瞬間、その場にいた全員の動きが止まった。