「ところで、ここは......?
どうして私はここにいるんでしょうか?」


「ここは研究所の中にある病院よ。
気を失ってしまったあなたを、うちの職員が連れてきたの」



研究所?
とにかくここは病院みたいだけど、特殊な病院なの?

職員って、やっぱりあのイケメンたちなのかな。



「研究所って......?
それとあの、連れてきてくれたのは、私と同じ年くらいの男の人ですか?」


「......そうね、説明しないといけないわね。
その前に、まずあなたの名前を聞いていいかしら?」


「仲川美菜、......あ、ミナ・ナカガワです」



一向におさまってくれない頭の痛みに耐えながら、慣れない英語で会話をするのはかなりしんどい。


たぶん文法とかメチャメチャなんだろうなと思いながらも、一応お姉さんには通じてるみたいで、どんどん話は進んでいく。