地球を守って!恋するヒーロー

これだけ距離があれば、次こそは!

―――遅くなれ!



二本足なのだけど、なぜか走る姿が狼を連想させる三体の宇宙人の動きを止めようと、心の中で念じる。


三体の宇宙人はいくらか動きがゆっくりになったけど、元来の身体能力の高さか私の力不足か、スロー再生モードのように止まったようにはならない。


それでも、棍棒を出した千明は、三体の宇宙人と対等に渡り合っていて、ほっとする。



「ミナ、まだいるみたいだよ」



私も千明に助太刀......、げ。
また?


アシュリーがあごで指した、大きな木の影に宇宙人が五体。牙をむいて、こちらを襲ってくる気まんまんみたい。


さっきまでは一体もいなかったのに、今になって次から次へと......。


終わらない戦いに嫌気がさしながらも、右肩を押さえて、能力を使おうと構える。


私が構えている間にも、アシュリーが右手を天にかざすと、雷鳴がとどろき、宇宙人のひそむ大木に雷が落ちる。


雷が直撃した大木はまっぷたつに割れ、割れた木が宇宙人を襲う!