地球を守って!恋するヒーロー

千明とアシュリーと宇宙人だよね?どうしようか、とこそこそ相談していると、顔を上げた宇宙人と目が合う。

ギラギラとした、赤い瞳。



「あ、あの、こんにちは。
初めまして?
私たちは地球からきたもので、......」


「美菜!危ない!」



宇宙人に英語が通じるのか分からないけど、ひとまずコミュニケーションをとろうとした。

けど無駄だったみたい。


宇宙人は赤い髪をなびかせ、鋭い牙を大きな口からのぞかせ、私の元へと、一直線に飛び込んでくる。



「っ!くうっ!」



......速い!


千明がとっさに出した弓矢も、アシュリーの雷攻撃もさけて、宇宙人は私の右肩に牙を食い込ませる。

その痛みに思わず声がもれた。


千明とアシュリーは両サイドから宇宙人に攻撃をしかけようとしたけれど、それもするりとよけて高く飛び上がり、後ろへと下がる宇宙人。


ズキズキする右肩を押さえながら、能力を使おうとする前に、また宇宙人が飛び込んでくるのが目に入る。