「そんな怖い顔すんなよ!
説教なら、戦いが終わってからたっぷり聞くからさ。

なぁ、絶対に生きて、みんなで一緒に地球に帰ろうな」



私と千明の繋がれた手を無理矢理引きはなしたブレットの手を、千明はぱしっと軽く叩く。

ブレットはその手を叩き返し、ああと短く返事を返す。


たったそれだけのやりとりなのに、気まずさも全部ふっとんでいった気がする。

口をはさめないほどに二人の間の強い信頼を感じて、なんだか胸が熱くなる。





ねえ、絶対にみんなで一緒に地球に帰ろうね。
千明、ブレット。

約束だよ......。