地球を守って!恋するヒーロー

リンレイとの後味の悪い会話があった翌日、私はまた寝付けずに昨日と同じ空間にいた。


そこには昨日と同様に先客。 

今日の先客はリンレイじゃなくて、会いたいようで会いたくなかった私の好きな人。


給湯室に入ったとたんに、気まずい空気がそこに漂う。

ここでUターンしたら、さすがに嫌な感じだよね。


どっちみち避けてるんだから、嫌な感じだろうけど......。

一杯だけ飲んで、さっさと部屋に戻ろう。



「紅茶で良かったか?」


「......ありがと」



ポットから紅茶を注ごうとする前に、ブレットが私の紅茶を入れてくれたみたいで、ティーカップを受け取る。


それから彼と少し距離をとって座ろうとしたけど、考え直し足を止めた。



「となり、いい?」


「......あ、ああ、もちろん」



ブレットは少し戸惑っていたみたいだけど、すぐに了承してくれた。


私の背中を押してくれた千明、リンレイ......はどうでもいいけど、二人に言われたことが頭に浮かぶ。

完全に信じれるわけじゃないけど、やっぱり月に行く前に話しておかなきゃいけないよね。

後悔しないためにも。