私の声には答えてくれないまま、私たちは御堂先生の医療室に逆戻りしていた。
「どういうことだよ!?
美菜の病気は治ったんじゃないのか!?」
荒々しくドアを開け、いきなり大きな声を出す千明。
私たちに背を向けていた御堂先生は千明の怒鳴り声に反応して、回転式の椅子をくるりと回してこちらを向く。
「いきなり何の話をしている。
もう少し落ち着いて話しなさい」
「これが落ち着いていられるか!
アンタ、不完全な手術を美菜にしたのか?
病気が治らないって知ってて、騙したんだろ!」
「そんなことはしていない。
彼女の体からは、もうウイルスは検出されていない」
興奮状態の千明とは対照的に、冷静な御堂先生。その瞳からは、何の感情も読み取れない。
そんな二人に、自分のことが原因なのに口をはさめずに、私は無言で展開を見守る。
「だったら!美菜の体調が悪いのは何でだよ?
どう説明するんだ!」
「血液検査や私が診察をした限りでは、異常はなかった。医学では対処できない問題もある。
まだ発見されていない新たな病気にかかっている可能性は否定できないが、そうなった場合も今の私には対処できない。
病気が治ったばかりだが、運が悪かったというしかないだろう」
「どういうことだよ!?
美菜の病気は治ったんじゃないのか!?」
荒々しくドアを開け、いきなり大きな声を出す千明。
私たちに背を向けていた御堂先生は千明の怒鳴り声に反応して、回転式の椅子をくるりと回してこちらを向く。
「いきなり何の話をしている。
もう少し落ち着いて話しなさい」
「これが落ち着いていられるか!
アンタ、不完全な手術を美菜にしたのか?
病気が治らないって知ってて、騙したんだろ!」
「そんなことはしていない。
彼女の体からは、もうウイルスは検出されていない」
興奮状態の千明とは対照的に、冷静な御堂先生。その瞳からは、何の感情も読み取れない。
そんな二人に、自分のことが原因なのに口をはさめずに、私は無言で展開を見守る。
「だったら!美菜の体調が悪いのは何でだよ?
どう説明するんだ!」
「血液検査や私が診察をした限りでは、異常はなかった。医学では対処できない問題もある。
まだ発見されていない新たな病気にかかっている可能性は否定できないが、そうなった場合も今の私には対処できない。
病気が治ったばかりだが、運が悪かったというしかないだろう」


