地球を守って!恋するヒーロー

階段の踊り場に取り残された私たちは、なんだか気まずい雰囲気。

話聞かれてたかな......。



「美菜、体調悪かったの?」


「......話、聞いてたの?」


「少しだけ。
なんで俺に言わなかった?」


「なんでって......、千明医者じゃないし......」



怒ったような顔をして、厳しい口調で私を問い詰める千明に、口ごもってしまう。

普段の千明とは違っていて、怖いよ。



「俺の親父には言ったの?」


「え、うん。
特に異常はないって。
だからさ、そんなに心配しなくても大丈夫だよ」



安心させるように笑顔を作ったけれど、千明は怒ったような顔のまま、私の手をつかむ。

そして、その手を強引にひいて、階段を上っていく。



「ちょ、千明どこに行くの!?」