地球を守って!恋するヒーロー

でも、待ってよ。
そんなに都合よく私を助けることができるって、おかしくない?

アメリカチームがそれだけすごい技術をもっているのなら、サイキックじゃない人の医療にだって役立てることができるはず。


それに千明のことなら、私じゃなくてもブレットに聞いたらいいんじゃないの?

何で、私に......。


分からないことばかりだけど、やっぱりこの人は信用できない。

御堂先生のことを特別信頼しているというわけでもないけど、この人はそれ以上に信用できない。



「......お断りします」


「それで後悔しないのね?」


「なに話してるの~?」


「大した話じゃないわよ。
世間話をしていただけ。ねえ?」



私より背の高いグラマー女医に壁際に追い詰められ、精神的にも追い詰められそうになっていた時。

後ろから千明のいつもの軽い調子の声が聞こえてきて、スッと彼女は私から身を離す。



「さっきの話、考えておいてね」



去り際に、私だけ聞こえるように耳元でささやいてから、白衣をバサッとひるがえして彼女は階段をおりていった。