地球を守って!恋するヒーロー

「......げ」



思わず変な声が出てしまった。

だって、さすがにライオンは反則でしょ!?


いくら人間離れした身体能力を持つサイキックとはいっても、まだ能力を使いこなせない私が狂暴なライオンに勝てるわけ......、ん?

まって、ライオンってネコ科だよね?


もしかしたら、......いけるかもしれない。


女の人の腰につけられたポシェット、それから自分の武器の形状を確認して、私は勝機を見出だす。


チャンスはきっと一回だけ、それも一瞬。
全ては私の能力が発動するかどうかにかかっている。


これしか、勝つ方法はないんだ。
やるしかない。

覚悟を決め、トンファーを握りしめる。


女の人と視線が合った後、彼女がライオンに何か囁くと、ライオンが私に飛びかかってきた。


お願い、止まって!