地球を守って!恋するヒーロー

しばらく走り続けると、何もなかった一本道の突き当たりに小さなドアが見える。

あの部屋は......。


こどもたちがいるのかもと期待するけれど、簡単には入れそうにない。


ドアの前には、三人のいかつい男の人。

私たちに向かって、相変わらず分からない言葉で何か叫んでいる。


捕まっていたはずの私が脱走して、いきなりこんなことにいるんだもん。敵も驚くよね。


両手に持ったトンファーの取っ手をぎゅっと握りしめ、身構える。



「邪魔だ!」



ブレットは走りながら火の玉を飛ばし、それは三人の男の人の髪の毛を燃やす。

短めのドレッドや、坊主頭のチリチリヘアーがみんなチリチリになり、あっという間にスキンヘッドになる。
 
同じ髪型になった男の人たちは熱さに絶叫しながら気絶した。


敵だけど、少しだけお気の毒。


私が何かするまでもなく、前を走っていたブレットによって勝負は一瞬で決まった。


......私、いらなかったかも。



「いくぞ」


「う、うん」



倒れている男の人たちを横目で見てから、ドアを開けるブレットに続いて部屋に入った。