地球を守って!恋するヒーロー

私とブレットは、千明たちとは違う方向へと走る。


薄汚れた廊下には、ほこりの被った物置があるくらいで、使われている気配はない。


ネリの調査ではこっちはまだ調べてないから、こどもたちがいるとしたら、こちら側だろうってことだけど......。



「こっちで合ってるのかな?」



こどもたちがいそうな部屋はもちろん、犯罪組織の一員さえいない。

こっちは使われてないんじゃない......?



「さあな」



何もない廊下がずっと続くことに不安を感じて、声をかけてみても。

屋内だというのにまたサングラスをかけたブレットは、クールに答えるだけ。


......とにかく、行くしかないか。


一本道が続く廊下を、私たちはひたすら走り続けた。