地球を守って!恋するヒーロー

「美菜をしっかり守ってくれよ、ブレット。
念のために美菜にこれを渡しとく」



そう言って千明に渡されたのは、先ほどの千明の武器、取っ手のついた二本の棒。



「これ、なに?」


「トンファーね。
古来中国の武器カイが琉球に伝来して、小型化された武器よ」


「さすがリンレイ様!よくご存知で」



沖縄の武器なんだ。
って、別に由来が知りたいわけじゃないんだけど......。

   

「そうなんだ。
で、トンファーってどうやって使うの?
使ったことないんだけど」


「それはだな。
......気合いでどうにかなる!」



素敵な笑顔で、ものすごく無責任なことを言ってくれる千明。



「......ありがとう」
  


まぁ、素手よりは武器があった方がいいかな。
リーチがあった方が戦闘は有利だって言うしね。

使いこなせるかは別として。



「よし!
じゃあみんな死ぬなよ!」



千明のかけ声を合図に、私たちはそれぞれ二人と三人に別れて、目的の場所へと散った。