地球を守って!恋するヒーロー

それから、どのくらいの時間がたったのか。


定期的に私たちの様子を見に来る犯罪組織の人に、全く変わらない状況。

不安はつのるばかり。


私たち、どうなっちゃうの?
殺されちゃったり、するのかな。
それとも、売り飛ばされたり......。



「あ!そうだ!
リンレイの能力で、見張りの人を洗脳して逃げられない?」


「チャンスがあればやってみるけど、たぶん無理ね。

私がリーダーの能力に気づいたということは、あちらもきっと私の能力に気づいてる。
そうなると、リーダーだけでなく全員に警戒されてるでしょうね」



無理か......。
幸いにも様子を見にくる人は男の人ばかりだし、今日のリンレイは黒のシースルーのワンピースで、いつもよりもさらに色っぽさに磨きがかかっている。

このリンレイにグラッとこない男の人はそういないと思うから、いけると思ったのに。



「そういうあなたはどうなの?」


「それが......、どうにも対人相手には力が不安定で......」


「そう、絶望的ね」



あまり考えたくないことを、さらっと言ってくれるリンレイ。