地球を守って!恋するヒーロー

ムッとする私に、リンレイはふふっと色っぽく笑う。



「あら、文句を言われるなんて心外ね。
助けてあげたのに」


「え?どういうこと......?」


「気づかなかったの?
あなた、もう少しで洗脳されるところだったのよ」



そういえば、リンレイに体当たりされる前に、私、何を言おうとしてた?


頭の中がモヤがかかったみたいになって、彼の言うことに逆らえなくなって......。



「彼の能力は、私と同じよ。
私の能力にかからなかったもの。

いい?彼と目を合わせちゃだめ」



リンレイはこちらに身を寄せ、私の耳元で艶っぽくそう囁いた。


危ないところだったんだ......。
もう少しで、敵の罠にはまるところだった。



「あの......、助けてくれてありがとう」



不本意だけど、助けてもらったことには変わりはない。

口ごもりながらも、リンレイにお礼を言う。



「どういたしまして。

あなたに利用価値がないと判断したら助けなかったわ。利用できるうちは、利用させてもらうわよ」



じゃあ私は今のところは、リンレイにとって役に立ちそうな人間ってこと?

利用価値がなかったら、切り捨てられてたんだ。


助けてもらえたのはありがたいけど、やっぱり仲良くなれそうにない。