地球を守って!恋するヒーロー

「......あ......、いたぁっ!!」



仲間になる、とそう言おうとした時、荷台が大きく揺れて、後ろからリンレイに体当たりされる。


縛られて、身動きのとれない体が前に倒れて、思いっきりおでこを打ってしまった。


後頭部も痛いし、おでこも痛いし、もう......。



「手荒い運転ね。
こっちは身動きがとれないんだから、気をつけてもらえる?」



私と同じように囚われの身だというのに、当然のことのように敵に気を使いなさいと言うリンレイ。

リーダーはそんなリンレイをじっと見つめて。

リンレイの黒曜石のような目と、犯罪組織のリーダーのアメジストの目。
二人の視線が一瞬絡み合った。



「......申し訳ない。
気をつけるように言っておくよ」



リーダーはフと笑って、目隠しの布をかぶせた。

再び私たちは薄暗い中で、二人きり。



「ちょっと。
さっきのわざとでしょ?
いったい何のつもり?」



いくら車が揺れたにしたって、あんなに大げさにぶつかるのはありえない。

二人きりになった途端、リンレイに文句を言う。