地球を守って!恋するヒーロー

「確かにそうだけど......。
関わってしまった人だけでも、助けたいと思うのはいけないこと?

それに、あの村はネリの村だから。
私も少しでも、ネリの、友達の力になりたいの」


「甘ったるい考え方ね。
偽善者過ぎて、気持ち悪い。
本当は自分が一番のくせに。

いい子ぶって、何が楽しいの?
あなたも、ヒーロー気取りのブレットと同じ?」


「......リンレイには言われたくない。
ブレットの何を知ってて、そんな風に言うの?

少なくともブレットは私を助けてくれた人なの。私にとっては本物のヒーローなんだから、そんな言い方しないで」



真っ赤に塗られた唇の端を上げて、くだらないと笑うリンレイに無性に腹が立った。


私のことだけじゃなく、ブレットのことまで馬鹿にされるのは許せない。


いざとなれば、誰だって自分が一番なのかもしれない。

自分を犠牲にしても、誰かを守れる人もいるのかもしれないけど、私は......やっぱり自分を犠牲にまではできないと思う。

でも、守れる範囲で大切な人を助けたいと思うのはそんなにおかしい?


偽善で何が悪いの?
もしもそれがヒーロー気取りの、偽善的なものだったとしても、救われた人だっているんだから、いいじゃない。


リンレイなんかに否定されたくない。
ああもう、どうしようもなくイライラする。


何でこんなにムキになってるのか、自分でも分からないけど......。