地球を守って!恋するヒーロー

一切警戒心のなくなったリンレイを、謎の女の人は抱き上げる。


大変!リンレイが連れていかれちゃう。

......別にリンレイを助ける義理もないけど、助けたくもないけど、一応今は仲間だし、さすがに放っておくわけにもいかない。


女の人一人だけだったら、私でもなんとかなるよね。よし。



「ここにいてね。
えっと、stay here 分かる?」



伝わったのか伝わってないのか分からないけど、とにかくこどもたちにここに隠れているように言い聞かせて、私はこどもたちの手を離した。



手を離すと同時に、ドカッという鈍い音と後頭部に重い衝撃。



「うっ......、な、に......?」



後ろを振り向くこともできず、そのまま地面に倒れこむ。


だんだん遠のいていく意識の中、連れさられるリンレイ。

それから、こどもたちの泣き声が聞こえる。


こどもたちを、守らなきゃ。
ネリの村の未来を、守らなきゃ......。


朦朧(もうろう)としながらも、懸命に立ち上がろうと地面をつかんだとき、私は完全に意識を失った。