地球を守って!恋するヒーロー

「そう、なんだね......。
詳しいね」


「ああ。
ここは、俺の生まれ育った場所だ」


「え......、あ。
そっか、だからネリ......」



いつもと違ってたんだねと言おうとしたけれど、それは心の中に留めておいた。
本人に直接言うのも無神経な気がして。


自分の国だから詳しいのかとも思ったけど、ここはネリの生まれた場所だったんだ。

そういえばネリは貧しい村の出身って聞いたことがある。


冷静を保とうとはしても、さすがのネリも自分の村のことになれば、冷静じゃなくなるよね。



「えっと、じゃあ村を、守らないとね」


「うちの村に奪うようなものはないが、おそらく子供たちの誘拐目的だろう。
奴隷として、裏市場に売り飛ばすための」



ネリは力強く頷いてから、犯罪組織の目的を予測した。


誘拐っていっても、日本みたいに身代金目的の誘拐じゃないんだ。

誘拐する方もする方だけど、奴隷として買う人がいるからこそ成り立つんだよね。

そう考えると、やっぱり怖い世界だ......。