地球を守って!恋するヒーロー

「ちょっと待って!
歩いて探すの?
この辺りは危ないから、ホテルまで送っていくよ」


「いいよ、すぐそこで見つけるから」


「いやいや、マジで危ないんだって!
つい最近も隣の店で銃撃戦があったばかりだし、それから近くの路地で......」



イケメンは私を追おうとしたけど、彼はまだ出されたものも食べてないし、お金も払ってなかったので、店の人と揉めていた。

その隙に、さっと店を出る。


5分も歩けばホテルは見つかりそうなのに危ないって、大げさな。
こんな街中で銃撃戦?

いまいち現実味がないし、ナイロビの治安よりも、あの人にホテルまで送ってもらった方が危ないことになりそう。


ナイロビに来て、初めて話した人が自称正義のヒーローの変な日本人だなんて、おかしな話だけど、そのおかげで少しは外国にいる緊張もほぐれたかも。


ほんの少しだけ気分が軽くなって、ホテルに行く前に、スーパーを見つけたので、飲み物や軽く食べるものを買っておこうとスーパーに入る。