「ブレットの人間性がどうこう言うつもりはない。
ただ、あいつは反御堂派であるアメリカチームのリーダーだ、警戒するにこしたことはない」
そう、ネリの言うようにブレットの所属するアメリカの研究所チームは、反御堂派なんだ。
一応協力して月との戦いに挑むということにはなってはいても、決してこの研究所の中は一枚岩じゃない。
研究チームの内部は、大きく分けて二つの派閥に別れていた。
ケニアチームのように所長の御堂先生に賛同する御堂派と、それからそうではない中国やアメリカチームのような反御堂派。
私もくわしく派閥争いのことを知っているわけじゃない。
けれど、反御堂派は御堂先生の権威を落としたい、そしてあわよくばその立場をとってかわりたい。そう思ってるんじゃないか、そんなことが噂されていた。
表面的には一緒に研究している研究員仲間でも、内心はそうでもないんだと思う。
私たちには何にも関係ない話でも、所属しているチームの指導者のことなので無視はできない話。
アメリカチームに所属しているブレットは、どちらかというと御堂先生を失脚させようとしている立場の人間だけど、でも。
あの時、リンレイの行動を見て見ぬ振りしても良かったはずなのに、そうしなかった。
ただ、あいつは反御堂派であるアメリカチームのリーダーだ、警戒するにこしたことはない」
そう、ネリの言うようにブレットの所属するアメリカの研究所チームは、反御堂派なんだ。
一応協力して月との戦いに挑むということにはなってはいても、決してこの研究所の中は一枚岩じゃない。
研究チームの内部は、大きく分けて二つの派閥に別れていた。
ケニアチームのように所長の御堂先生に賛同する御堂派と、それからそうではない中国やアメリカチームのような反御堂派。
私もくわしく派閥争いのことを知っているわけじゃない。
けれど、反御堂派は御堂先生の権威を落としたい、そしてあわよくばその立場をとってかわりたい。そう思ってるんじゃないか、そんなことが噂されていた。
表面的には一緒に研究している研究員仲間でも、内心はそうでもないんだと思う。
私たちには何にも関係ない話でも、所属しているチームの指導者のことなので無視はできない話。
アメリカチームに所属しているブレットは、どちらかというと御堂先生を失脚させようとしている立場の人間だけど、でも。
あの時、リンレイの行動を見て見ぬ振りしても良かったはずなのに、そうしなかった。


