地球を守って!恋するヒーロー

......撤退するにしても、涙は流すんだ。

本当に冗談なんだか怪しい、と千明としばらくの間ワイワイと言い合う。



「冗談はいいとして、二人とも。
あまり他のチームの人間に気を許しすぎるな。
アキと親しいブレットだって、例外じゃない」



私たちを生温かい目で見ていたネリが、急に姿勢を正して厳しい表情になり、言い聞かせるように私たちを諭す。



「はぁ?なんでブレットまで?
ネリは考えすぎ!
ブレットはいいやつだし、何も心配することないって!

なぁ、美菜?」


「そう......、だね」



黙ってうなずいた私とは違って、ネリに反論した千明。

同意を求められて、私ははっきりとそれを肯定することができなかった。


私だって個人的にはブレットのことを信じたいとは思う。

けれど、ネリが心配する理由も分かるんだ。