地球を守って!恋するヒーロー

「それで、何か収穫はあった?」


「いや......、何もない。
相手の方が一枚上手だった。
尾行に気づかれていたかもしれない。

俺の能力も長時間使えるわけではないし、リンレイの能力はやっかいだ。どうしたものか......」


「そうなんだ......。
でも、やっぱり御堂先生もあの人のこと危険視してるんだね」



千明は無視して、ネリと二人で話を進める。


サイキックの能力はまだ使いこなせてない私だけど、この一ヶ月で英語のレベルはずいぶん上がったと思う。

もう話せないとやっていけない状況だったから、自然と上達した。前に比べて、だけど。


ネリも村にいたときは英語は片言くらいだったらしいけど、今ではネイティブと変わらないくらい。

語学だけじゃなくて、ネリは他のことにも勉強熱心で、短期間の間にたくさんのことを習得していて本当に尊敬する。



「なになに?
リンレイ様って、そんな問題視されてんの?」


「可能性の話だ、リンレイだけの話じゃない。
他にも何人か要注意人物はいる。
何もなければないでこしたことはないが......」



ネリはネリで慎重すぎるとこがあるけど、この慎重さ勤勉さを、少しは千明にも見習ってほしい。

 
いくら美女だからって問題人物は、問題人物。

中国チームが何考えてるか知らないけど、やっぱりリンレイの存在は他の人にとっては脅威だからマークされてるんだろうし。