地球を守って!恋するヒーロー

まだ千明のリンレイ様談義は続いていたらしく、すっかり呆れている私に熱く語り続ける。



「とにかく、リンレイ様は俺の女神!」


「この前ドイツとフランスの女の子にも、天使みたいだって声かけてなかった?
誰が本命なの?」



普通は声をかけづらいだろうし、近づきにくいリンレイを始め、どんな人にも物怖じしないで簡単に声をかける千明。


彼のフットワークの軽さは、ある意味尊敬する。ただチャラいだけかもしれないけど。



「リンレイ様は女神、あの子たちは天使。
みんなそれぞれ可愛いから、選ぶなんて無理。
もちろん美菜もかわいいよ?」


「それはどうも。
千明って色んな女の子に声かけてるわりには、彼女いないよね」



いつもふざけてるのがちょっとアレだけど、イケメンだし、一緒にいて楽しいし、彼女がいないのが不思議。

実はどこかに本命でもいるのかと思ったけど、そうでもないみたいだし。



「あー、それはあれだ、ほら。
俺って、みんなの彼氏だから。

一人の女の子の彼氏になれないんだよ」



みんなの彼氏って......。
ドラマのプレイボーイ系の人や、アイドル以外でそんなこと実際に言ってる人初めて見た。


いつものことだけど、やっぱり千明の話はまともに聞かない方がいい。