地球を守って!恋するヒーロー

「たしかに美人だけど......。
あの人は残酷な事件を起こした犯罪者なんだよ?」



彼女の起こした事件はニュースでしか知らないけど、情状酌量の余地もない金銭目的の犯罪だという話だ。

それに、私とブレットを襲った人でもあるし、絶対に好きになれない以前に関わりたくない。


一体どんな裏取引があったのか知らないけど、あんな危険人物を野放しにしてるのも信じられないし、私たちを殺しかけたのにおとがめなしっていうのも腹が立つ。


いくら実力者で戦力になるからって、味方のはずのこっちまで常に警戒しなきゃいけないし、やっぱり納得できないよ。



「リンレイ様はきっと無実の罪を着せられてるんだ。
それか、純粋な心の持ち主の彼女がそうしなければいけないほどの、やむを得ない理由があったんだよ」


「なんで千明にそんなこと分かるの?」


「俺の美女レーダーがそういっている」



バカだ......。
真顔で言っているのを見て、本当にこの人はもう手のほどこしようがないと改めて感じる。

千明のレーダーほど当てにならないものはない。


純粋な心の持ち主ねぇ、私は襲われかけたんだけど?

千明にそれを言っても、俺も襲われたいとか訳の分からないことを言うので、まるで話にならない。