「ねぇ浅木くん。アレ言っといた方が…。」 アレとは何だろう… 「あ?あぁ…勝手にメアドと番号交換しました!!! す、すみません!!!!」 「え……」 「ここに運んで来たとき、 クーラーとかのついでにね。」 案の定、私を運んでくれたのは二人だった。 「鍵はポケットに入ってたよ… よく落ちなかったね?」 「あぁ…あんまり動かなかったし……」 「あーそうだ。俺ら何で校庭行って寝たんだ? あれって、寝るだけで終わりだったのか…? しかもおまけにあちぃしよ…。」 翔子と私は、二人で笑った。