「比奈先輩〜!!!」



遠くから幸人君が走ってくる



「おはよう幸人君。元気だね。」



「もう2月ですね。寒くないですか?」



「寒いね。そのわりには幸人君寒そうには見えないけど。」



「そんなことないっすよ!で、2月ですよ比奈先輩?」



「うん…知ってるよ?」



私もそこまでバカじゃない



「はぁ…比奈先輩絶対わかってませんよ。」



幸人君は大きなため息をついた



「2月といえば?」



「冬?雪?寒い?あ!涼太の誕生日!!」



「違いますよ…てか涼太先輩の誕生日が2月とかの方が俺知りませんでした…」



他になんか…



「バレンタインですよ。比奈先輩の手作り待ってますから!」



そう言って幸人君は1年の教室に走っていってしまった