目が覚めたら自分の部屋じゃなかった



ここは…豹の部屋?



そうだ



結ちゃんが…



思い出したら怖くなった



そういえば手…



右手を動かすと痛みが走った



包帯誰が巻いてくれたのかな




私は枕に顔を押し付けた



「豹の匂いがする…」



「あー、えーわり。見るつもりはなかった………」



「豹!?」



見られた……



「バカー!」



私は枕を豹に投げた



「あぶねっ!」



豹は枕を拾ってその枕に顔を近づけた



「なにしてんの…」



「ちょっと比奈の匂いがする。」



そういう豹はなんかかっこよくて、私は恥ずかしくなって布団に潜った



「すねんなよ。お前可愛すぎ。つか元気そうで良かった。」



豹は私にプリンをもって来てくれた



「ありがと。」



「あーいいよ。手痛いだろ?俺が食べさせてやるから。」



そっちの方が恥ずかしい…



「ん、アーン。」