『…好きでした、それからごめんね。』


再会からの早すぎる展開に……

心の片隅で『弄ばれてるだけなのかな?』

そんな不安な気持ちがあったのも事実。

拓斗が大地君を通して同級生たちに交際宣言をしてくれたのは

私の不安を取り除く為だったのかも知れないと思ったら

益々愛しさが込み上げてきて……

今までの私からは想像も付かない大胆な行動に出る。

自分から拓斗に抱き付いていたのだ。

「早く……

拓斗君の部屋に帰ろう……

それからコックコート姿を私に見せてね」

驚きに固まった拓斗の耳元で囁き、小悪魔のように微笑んだ。




中学卒業から10年経って……

同窓会の日に再会した私たち

今日から……

また恋を始めます。





(おわり)