「あぁー笑った…悪い、やっぱり10年の月日を感じた…

シャイだった吉野が豪快な飲みっぷりで驚いただけ…あははーー」と楽しそうな上杉君

「うん、ビールは好きだけど…今から話すことは素面(しらふ)だとちょっとね…

酔った勢いで話してしまおうと狡いこと考えたからかなぁ?

今日は幾ら飲んでも酔えそうにないもの…」しゅんとしてしまった私

「私が今日、同窓会に行こうと思ったのは上杉君に伝えたい事があったからなの…

話を聞いてくれますか?」そう切り出したら

優しい笑顔で「うん」と頷いてくれた…

気持ちを落ち着かせてからゆっくりと話し始める。