「え?」

なんでわかったの⁈


もしかして…エスパー⁈


「そんな訳ないでしょ」

寧々ちゃんと理生ちゃんは

<予定あけててよ?絶対だからね?>


なんてゴリ推しするもんだから…

小さく頷くしかなかったんだ。


理生ちゃんと寧々ちゃんは
中学生の入学式の時に
初めて声をかけてくれた友達。

実は小学校の卒業式をキッカケに
パパの転勤が決まって
都会から少し田舎のこの街に
引っ越して来た。

前住んでたところよりも
山や畑が多く、見渡す限り
お世辞とは言えないぐらいの
田舎の中の田舎。

だけど私は此処が好きだ。