哀れな目をして先に弁当を食べている悪魔達。


「……まぁー愛美?あんなイケメンとお昼なんて羨ましいわよ⁉︎」


「そうよ!花梨なんて壱君に声かけてもシカトだよ?そんだけ愛美がたい…」

「…悪りぃーな。そろそろ借りるぜ?」


手を引かれ連れ出す壱。


黙って付いて行く私。


花梨ちゃんは、キャーキャー言って私を見送った。


でも気付いちゃったよ?


私は…大智が好きなんだ…


壱がお昼、誘ってもドキドキしない。


でも大智が誘えば私は、ドキドキする。


それが答えでしょう⁇


私は……大智が愛おしい。