『安曇さーん!
亜美さーん!璃稀さーん!
迎に来ましたよーーーーーっっ』
上から声がきこえたので見上げると
乗ってきたときと同じ烏さんたちが
翼をバタバタさせながら
こちらを見下ろしていた。
『「えぇぇええぇぇ!?(はいぃぃ!?)
はやくない!?(ですか!?)
いつよんだの???(ですか!?)」』
見事に璃稀さんと声がかぶった私。
『うるさいわい。
ほれ、波留(はる)よ
おりてこんかい。』
『はいー!
みんなー、一斉におりるぞー!!
せーのっっ!』
――――――――ドスンっ
気球の下のかごの部分が
いい感じの早さでおちてきた。

