『つきましたわよ。』
沙羅姫に案内された部屋は
とても大きな南京錠がついていて
嫌な空気を感じた。
「くらいね。ここ。」
部屋に入って 呟いたのは私。
だってさー、大きな南京錠の
鍵がどこからでてきたかわかる!?
沙羅姫のお腹のしたらへん?の
うろこがめくれたんだよ!?
人魚のうろこってめくれるらしいです。汗
『では、ひろげますわ。』
シュッという交換音が
いちばんあっているであろう
巻物は沙羅姫が一定のリズムで
3つ叩いたと同時にひらいた。
『まっ、ざっとこんな感じですわよ。』
そこに書いてあったのは
水紀と日代里からはじまる
神楽一族の歴史だった。
「あっ!私の名前だ!」
『そうですわ。
子が生まれれば勝手に
書きたされるんですの。
神咒孕で1番の宝かもしれませんわ。』
「そういえばさ
私って、光の一族らしいけど
沙羅姫ってなんなの?」

