『安曇さまぁぁぁぁー!!

あいたかったでございます!
あぁ、何度ふれても気持ちの良い
絹のような体毛!』


そういって 安曇にとびかかったのは
下半身が魚、上半身人間の

そう、人魚。
なんか、魚の下半身には
水の玉をつけている。

『その方達は?』

『次期当主と、その許嫁の
氷の一族の次期当主じゃ。』

『もしかして、
人間界からいらした亜美様と
あの、ゆうめいな璃稀様!!!』


あれ、私のときの反応より
璃稀さんのときの反応のほうが
大きいような。何と言うか複雑。

『光羽、我をおろすのじゃ。
お主は濡れておるであろう!』


『ざーんねんっ☆

で、安曇さまはどうして
神咒孕次期当主の亜美様と
氷の一族の次期当主璃稀さまを
おつれになってここに?』

『挨拶じゃよ。

それと、一晩とまらせてはくれぬか?』

『構いませんわっ☆

じゃぁ、話はあとにして
部屋に荷物でもっ。。。

あぁぁぁ、沙羅姫様に
お伝えしないとー!!

安曇さま、亜美様、璃稀様!

あちらの 水の間にお泊りくださいませ!
私は沙羅姫様にお知らせしに行ってきまーす!』