以前、奈々が倒れたことがあった。 その頃は、 奈々も俺もまだ仕事に入りだしたばかりで。 ーーーーーーーーーーーーーーー そろそろ勤務も終わる頃。 夕方くらいだった。 突然、携帯に電話がかかってきた。 『ー 着信:浜崎みちる』 奈々の大学からの友人であり 就いた仕事も同じで、 俺とも何回か面識のあった浜崎からだった。 「…もしもし」 「あっ、大輔さんですか?? 今イベント終了して引き上げてきたと ころなんですけど…」 嫌な予感がした。 …奈々が、途中で倒れちゃって。