「美穂のことが好きなら.....美穂と一緒にいたらあとで辛いだけだよ...」



本当のこと.....


私が死んだらやなは取り残されるだけ.....



「確かにそうかもしれないよ...」



「...............」



「でも俺は美穂のそばにいたい。それに美穂のそばにいてあげたい。」



「なんで...なんでそんなに優しいの...」



私はまた泣きはじめた。





その私を、やなが優しく抱きしめてくれた。