月曜日。

今日は仮免学科試験!

これに合格したら仮免許を取得できる!


昨日は一日バイトだったけど、休憩中も問題集をしたり、スマホで問題を解いたりしていた。


早めに教習所へ行き、パソコンで問題を解く。
ロビーにぞろぞろと教習生が集まってくる。
みんな次の時間、実車なんだろうな。

そう思いながら問題をパソコンでポチポチと解く。



仮免学科試験はロビーで待っていると名前を呼ばれ、視力検査をした後に教室に案内される。

そろそろ時間だと思い、私はロビーの椅子に座って、学科教本を読む。


「浦川さーん。」
「石川さん。」

教官が出て来た。


私は教本を見る。

なんだか視線を感じたけど、ここで何してんのかな〜って見られてるからだよね、きっと。

一発合格をしたい!
そう思ったから今回だけは瀬口先生がいるか見てなかった。


「森川さん。」
「はい!」

学生証で身分確認をし、視力検査。

「では、1教室で待っていて下さい。」
「はい。」

いよいよだ。

ドキドキしてる。


私以外に受ける人は4人。


「はい、では席指定しますね。」

私は席に着いた。


久しぶりに緊張する試験。
「では、始め!」


あ、この問題はいける!

あれ、これはどっちだったっけ。



私は終わっても念入りに見直しをした。

試験が終わり、教室を退室する人がいる中、私は一問一問もう一度目を通した。



ーこれで、出す!


私は手を挙げ、問題とマーク用紙が回収された。