「拓海…」

何度呼んだことだろう。

”ガラガラ”

「…あ、先生」

「いらしてたんですか、河村さん」

「はい…。
拓海がいつ目覚めてもいいようにと
思いまして」

「そうですか…」

柔らかく微笑む先生。