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9月が終わり、今日から10月。




あれから藤崎君の言っていたような心配する事もなく、高校生活が平和に過ぎていた。





高3の私達は就職活動や大学受検の為に忙しいけども。





それも平和の内に入る。






「涼花ぁ、藤崎とはどうなってんの? まだ付き合わないつもり?」






前の席に座ったまま後ろを振り向き、相沢さんは席で本を読んでいた私に話しかけてくる。





二週間以上経っても一向に進展しないから、心配してくれてるのかもしれない。





(やっぱり相沢さんは優しい……)