『うん!?今、何か言った?』

思わず口に出したの、聞かれてた!?

「いいえ、何でもありませんわ。
 おはようございます。何かご用ですか?」

『別に…挨拶くらいしに来たっていいだろ?』


私の顔が苦痛に歪む…


こいつ、ひっぱたいてもいいですか?

思わず、誰かに聞きたくなった…


「私、あなたのお相手をするつもりはありませんの。
 早くこの教室から出て行ってください!」


そう、キッパリ、ハッキリ言い切った。


このバトルに、ギャラリー全員が固まっているのに、葉山本人だけは、余裕な顔してる…

『そっか…じゃあ、またにするよ!』

そう言って、教室から出て行った。


まるで、私を振り回す嵐だ…