そして、桃花学園に着いた。
車から降りると桜の花がきれいに舞っていた。
桜の花吹雪に隠れているのはとてつもなく大きい校舎。
「あら~きれいな校舎ね~」
「うん。あ、お母さん。みよちゃんのとこに行って挨拶しに行くんでしょ?」
「あ、そうだった!みよりんの所に行かなきゃね」
みよりんとは……これから行けば分かる…
「まだまだ時間あるわね、でもいいわ、みよりんと長話できそうだし。さ、行きましょ♪」
「う、うん」
校舎まで長い道がある校門から5分ほどかかりそうだ。
桜並木がものすごくきれいだ。
お母さんと歩いてると周りからの視線が気になる…
あ、あの~お母さん?なんだかものすごく視線が…
私が困った顔をしていると…
「あら?どうしたの?…あら?なんで皆こっち向いてるのかしら?」
「さ、さあ~」
多分きっとお母さんがきれいすぎて皆見てるんだよ、なんて言えなくて。
周りを見てみると生徒、保護者達が釘付けになっていた。
もう、いいもん!
ちょっとだけお母さんに嫉妬してしまった。
けど、周りが私達のことを話しているなんて気づかないなんて…
『わぁ~あの姉妹美人だね~』
『うん!スッゴいきれ~』
『でも一人は制服着てるけどもう一人の人はスーツだよ?』
『まさか…親子!?』
『ええ~~!?』
ーーーー
「あら~よく来たわね~。さなりん!妃奈ちゃん!」
学園長室に入ると笑顔で出迎えてくれた……学園長のみよちゃん。
にしても高そうなソファーに机だなぁ……さすがお金持ち。
「みよりん元気だった~?久しぶり~」
きゃっきゃとはしゃぎあうお母さんとみよちゃん。
「こんにちは妃奈ちゃん!今日からよろしくね♪」
「よろしくお願いします」
ペコッと挨拶するとお母さんとみよちゃんがハグをした。
仲いいな~
するとみよちゃんが何かに気づき引き出しからポチ袋を取り出した。
今机の中見えたけどもうちょっときれいにしようよ…
「はい!妃奈ちゃんにお小遣い!」
「あ、ありがとう……ってえ!?み、みよちゃん!これ10万円入ってるよ!入れ間違いしてるよ!」
ポチ袋を開けるとなんと10万円が入っていた。
やっぱさすがお金持ち!
って私もか…いやいや!そうじゃなくてなんで私に!?
あたふたと焦っているとみよちゃんがふふっと笑った。
「それは全部妃奈のよ~、だってずっと会えなかったからね~可愛い妃奈ちゃんのためよ!受け取ってちょうだい。にしてもきれいになったわね~っていうかさなりん昔と全然変わってないじゃない!羨ましいわ~」
「そんなことないわよ~シワだって増えたのよ~」
なんだか長話が始まったらしく二人のマシンガントークが止まらない。
貰っちゃっていいんだね…じゃあありがたく貰うとしよう。
しばらく二人の話しを聞いていると本題に入った。
「妃奈のことお願いね~」
「了解よ!さなりん!妃奈ちゃんのこと私が精一杯サポートするわ!」
ウインク&てへぺろをしたみよちゃん…精神年齢10代だね。
一礼をして学園長室を後にした。
「お母さん、保護者室に行くけど独りでも大丈夫?」
「うん。私もう少し校舎の中見るから」
「そう、じゃあね。体育館で会いましょう」
「うん」
お母さんと別れて校舎の中を歩いてみた。
1階には私のクラスの1-Bが見えた。
「ここが私のクラス…緊張するな…よし!」
思いきってドアを開けてみるとまだ朝早いのか数人の生徒しかいなかった。
教室に足を踏み入れると皆私に気づいたのか一斉にこっちを見た。
な、なんでこっちを見て固まってるの?
なんか変なのかな?
う~それは結構傷ついちゃうよ。
うなだれてると一人の女の子が近づいてきた。
「あなた!ちょ~可愛い!!」
「え!?」
思わぬ発言に驚き顔をあげると栗色のショートの子が目の前にいた。
わあ…小さい顔にクリクリの瞳…可愛いな。
ってさっき私に可愛いって!!
「いやいやいや!私可愛くないよ!あなたの方が可愛いよ!」
必死に抵抗する。
「そうかな~。あなたの方が超絶可愛いんだけど。ほら!周りの男子達があなたに釘付けだよ?」
そう言われて周りを見ると。
本当だ皆ずっとこっちを向いてる…
なんだか、恥ずかしい…
「…い、一応…ありがと…」
多分、私真っ赤だ。
照れながら皆にお礼を言うと突然皆も顔が赤くなった。
中にはボンッと顔から火が出るくらいの人もいた。
なぜ?
「ねえ!あたし北川えみり。よろしく!あなたは?」
「私は白神妃奈(しらかみひな)。よろしくね」
「あ!あたしの後ろの席だね!」
一通り自己紹介を済ませるとえみりが席に連れてってくれた。
「ねえ、妃奈って寮に住むの?」
自分の椅子に座り後ろを向いたえみりに聞かれた。
「うん。家、遠いからさ」
「へ~あたしも家遠いから寮に住むよ!ほとんどの生徒は寮に住むんだって!」
初耳だ、じゃあこのクラスの大半は遠い所から来ているのか。
皆大変だね、私もだけど。
「ねえ!妃奈は何号室?」
部屋の番号かな?
確か私は……
「1927だよ」
「本当!?あたし1926だよ!隣だね~やった!」
みよちゃんから聞いたけど部屋を選ぶときランダムに抽選をするんだって。
だからえみりと隣同士になれたのは奇跡とも言える。
えみりと仲良くなり話していると登校してくる生徒が多くなってきた。
教室に入ってくる人達は皆、なぜか毎回私の顔をみた後一瞬固まり真っ赤になっていた。
なぜ??
私やっぱりどこか変?
車から降りると桜の花がきれいに舞っていた。
桜の花吹雪に隠れているのはとてつもなく大きい校舎。
「あら~きれいな校舎ね~」
「うん。あ、お母さん。みよちゃんのとこに行って挨拶しに行くんでしょ?」
「あ、そうだった!みよりんの所に行かなきゃね」
みよりんとは……これから行けば分かる…
「まだまだ時間あるわね、でもいいわ、みよりんと長話できそうだし。さ、行きましょ♪」
「う、うん」
校舎まで長い道がある校門から5分ほどかかりそうだ。
桜並木がものすごくきれいだ。
お母さんと歩いてると周りからの視線が気になる…
あ、あの~お母さん?なんだかものすごく視線が…
私が困った顔をしていると…
「あら?どうしたの?…あら?なんで皆こっち向いてるのかしら?」
「さ、さあ~」
多分きっとお母さんがきれいすぎて皆見てるんだよ、なんて言えなくて。
周りを見てみると生徒、保護者達が釘付けになっていた。
もう、いいもん!
ちょっとだけお母さんに嫉妬してしまった。
けど、周りが私達のことを話しているなんて気づかないなんて…
『わぁ~あの姉妹美人だね~』
『うん!スッゴいきれ~』
『でも一人は制服着てるけどもう一人の人はスーツだよ?』
『まさか…親子!?』
『ええ~~!?』
ーーーー
「あら~よく来たわね~。さなりん!妃奈ちゃん!」
学園長室に入ると笑顔で出迎えてくれた……学園長のみよちゃん。
にしても高そうなソファーに机だなぁ……さすがお金持ち。
「みよりん元気だった~?久しぶり~」
きゃっきゃとはしゃぎあうお母さんとみよちゃん。
「こんにちは妃奈ちゃん!今日からよろしくね♪」
「よろしくお願いします」
ペコッと挨拶するとお母さんとみよちゃんがハグをした。
仲いいな~
するとみよちゃんが何かに気づき引き出しからポチ袋を取り出した。
今机の中見えたけどもうちょっときれいにしようよ…
「はい!妃奈ちゃんにお小遣い!」
「あ、ありがとう……ってえ!?み、みよちゃん!これ10万円入ってるよ!入れ間違いしてるよ!」
ポチ袋を開けるとなんと10万円が入っていた。
やっぱさすがお金持ち!
って私もか…いやいや!そうじゃなくてなんで私に!?
あたふたと焦っているとみよちゃんがふふっと笑った。
「それは全部妃奈のよ~、だってずっと会えなかったからね~可愛い妃奈ちゃんのためよ!受け取ってちょうだい。にしてもきれいになったわね~っていうかさなりん昔と全然変わってないじゃない!羨ましいわ~」
「そんなことないわよ~シワだって増えたのよ~」
なんだか長話が始まったらしく二人のマシンガントークが止まらない。
貰っちゃっていいんだね…じゃあありがたく貰うとしよう。
しばらく二人の話しを聞いていると本題に入った。
「妃奈のことお願いね~」
「了解よ!さなりん!妃奈ちゃんのこと私が精一杯サポートするわ!」
ウインク&てへぺろをしたみよちゃん…精神年齢10代だね。
一礼をして学園長室を後にした。
「お母さん、保護者室に行くけど独りでも大丈夫?」
「うん。私もう少し校舎の中見るから」
「そう、じゃあね。体育館で会いましょう」
「うん」
お母さんと別れて校舎の中を歩いてみた。
1階には私のクラスの1-Bが見えた。
「ここが私のクラス…緊張するな…よし!」
思いきってドアを開けてみるとまだ朝早いのか数人の生徒しかいなかった。
教室に足を踏み入れると皆私に気づいたのか一斉にこっちを見た。
な、なんでこっちを見て固まってるの?
なんか変なのかな?
う~それは結構傷ついちゃうよ。
うなだれてると一人の女の子が近づいてきた。
「あなた!ちょ~可愛い!!」
「え!?」
思わぬ発言に驚き顔をあげると栗色のショートの子が目の前にいた。
わあ…小さい顔にクリクリの瞳…可愛いな。
ってさっき私に可愛いって!!
「いやいやいや!私可愛くないよ!あなたの方が可愛いよ!」
必死に抵抗する。
「そうかな~。あなたの方が超絶可愛いんだけど。ほら!周りの男子達があなたに釘付けだよ?」
そう言われて周りを見ると。
本当だ皆ずっとこっちを向いてる…
なんだか、恥ずかしい…
「…い、一応…ありがと…」
多分、私真っ赤だ。
照れながら皆にお礼を言うと突然皆も顔が赤くなった。
中にはボンッと顔から火が出るくらいの人もいた。
なぜ?
「ねえ!あたし北川えみり。よろしく!あなたは?」
「私は白神妃奈(しらかみひな)。よろしくね」
「あ!あたしの後ろの席だね!」
一通り自己紹介を済ませるとえみりが席に連れてってくれた。
「ねえ、妃奈って寮に住むの?」
自分の椅子に座り後ろを向いたえみりに聞かれた。
「うん。家、遠いからさ」
「へ~あたしも家遠いから寮に住むよ!ほとんどの生徒は寮に住むんだって!」
初耳だ、じゃあこのクラスの大半は遠い所から来ているのか。
皆大変だね、私もだけど。
「ねえ!妃奈は何号室?」
部屋の番号かな?
確か私は……
「1927だよ」
「本当!?あたし1926だよ!隣だね~やった!」
みよちゃんから聞いたけど部屋を選ぶときランダムに抽選をするんだって。
だからえみりと隣同士になれたのは奇跡とも言える。
えみりと仲良くなり話していると登校してくる生徒が多くなってきた。
教室に入ってくる人達は皆、なぜか毎回私の顔をみた後一瞬固まり真っ赤になっていた。
なぜ??
私やっぱりどこか変?

