さやかに選んでもらった水着は2着。

一つはおへそを出したごく普通な感じなんだけど、色が派手。

濃いピンクベースに、花柄でかわいいんだけど、かなり目立つタイプ。

こーゆーのはたぶん、もっと女の子らしい子が着ると思うんだけど…。

二つ目は、少し大人な感じの、黒ベース。

さりげなくピンクのメーカーのマークがかわいく入ってる。

けど、とにかく布がない。

胸がほとんど見えちゃうんじゃないか?って思うほど。

そんな二着を試着してみるけど…。

やっぱりちょっと…。

「愛ー。そろそろ着れたでしょー?」

ジャッ。

そーやって、確認もせずにカーテンを開けたのはさやか。

こいつ…、、

確認くらいしなさいよね。

そう思いながらも振り向く。

そこには…。

さやかと弘樹が当然のごとくいた。

「きゃー!いいじゃない!!すごくかわいいわよ!!!!」

そー叫んでるのは、やっぱりさやか。

弘樹は…なんか固まってる。