矢崎先輩は運動神経抜群で成績優秀、茶色のサラサラヘアーの整った顔立ちをしている、いわゆるハイスペックなイケメンである。その人気はファンクラブが発生する程だ。 そんな先輩が今、私の目の前にいる。 当然、脳内パニックですよね。 (うわあああああああ やばあああああ かっこよすぎるよおおおおおお!! え、これどーすればいいの!?) でもそれを悟られないようにポーカーフェイスを気取りながら 「大丈夫です」 とだけ言った。 「そっか、よかった♪」 よし、心中バレてない、流石私の表情筋☆