やって来たのは、繁華街の中のファーストフード店。 周りにはゲーセンとかカラオケとか、ショップが多く建ち並んでいて、休日は学生で賑わいを見せている場所。 ちょうどお昼時ということもあって、お店の中は人で溢れていた。 「あ、あそこ空いたよ!琉羽、場所取ってて。あたし、買って来るから」 「わかった」 頷いたわたしは、空いた席目掛けて速足で歩いた。 座席の争奪戦を繰り広げる中、一番近くにいたわたしは見事に席をゲット。