目の前の光景に目を疑う。 そこには、鋭いオーラを放つたくさんの人がいた。 一条君はもちろん、レオ君にライ君にシュウ君に……。 いつもわたしを『5点ちゃん』呼ばわりして来る人達もいる。 見たことのない派手な人も何人もいた。 この教室にこんなに人がいるのは初めてのことで。 しかも ただならぬ雰囲気で、真剣な顔付きだったから余計にビックリした。 そこにいた人達に鋭い目で見られて、中に入ろうと踏み出した足が自然と止まる。