「用件なんか聞く必要ねぇだろ!?ここは、女は立ち入り禁止なんだよ!」



ドカッ



「きゃあ」



未だ四つん這いになったままのわたしは、蹴られてヘコんだ壁を見て一気に血の気が引いて行く。



「次はテメーがこうなりたいのか!?あぁ!?」



「いや……っ、あの……」



ううっ……。


ガタガタ震えて半泣き状態。


怖すぎて、もうムリ。



もうやだ……。


もうやだよぉ……!



だけど


ここで諦めたら、わたしの人生は終わってしまう。