《里愛SIDE》

ついに、今日が来てしまった…。

入学式なんて、だるい。

その後の新入生歓迎会は、2年3年、問わずに先輩と組んで踊らなきゃいけない…ダンス。

まぁ、おじいちゃんに頼んでそこだけは、抜け出させてもらおう。

梨莉「里愛。おはよう。相変わらず、冴えない顔してるよね。」

里愛「おはよう。」

葉月 梨莉…。私の1番の理解者。幼稚園から、ずっと一緒にいる。

梨莉「新入生歓迎会のダンス、でる気ないでしょ?」

里愛「ばれた?だって、めんどくさいし…。」

梨莉「お嬢様の言葉遣いとは、思えない言葉を…。」