君にキスができるまで。






みさちゃんは無言でうどんを食べはじめ、俺はちょっと反省する。



いじめすぎたかな……。


なにも言わず、みさちゃんが食べ終わるのを待っていたら。



「ごちそうさまでした! よし、あ、ああ秋、行こっ」



うどんの乗ったお盆を持って立ち上がり、返却口へ向かうみさちゃん。



はーもう。


不意打ちはだめだろ。



心の準備ができてなかった。


それに、噛みながら"秋"と言ってくれたみさちゃんがかわいくてたまらない。



「俺をキュン死させる気ですか」


「キュン死? なにそれ」