君にキスができるまで。






怒ったように言ったみさちゃんは、勢いに任せてうどんをすすった。



「あっつ……!」


「そんなに急がなくてもいいのに〜」


「っ、だから見ないでよ! 食べにくい!」



みさちゃんだから、見てたいに決まってるじゃん。


クラスだって違うのにさ。


昼休みが楽しみで毎日学校に通ってるようなもんだよ。



「ね、みさちゃんは俺のこと名前で呼んでくんねぇの?」



肉うどんの残りが少なくなってきた頃、俺はふと思ったことを口にしてみた。


俺はずっとみさちゃんって呼んでるけど、みさちゃんは相変わらず佐久間くんから変わらない。